あなん歯科医院 | 日記 | 過剰歯、欠損歯は矯正すべきか?

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あなん歯科医院 の日記

過剰歯、欠損歯は矯正すべきか?

2018.08.09

過剰歯、欠損歯は矯正すべきか?  私は、矯正すべきと考えています。細かいことは最終的に歯の大きさなどの分析をしてみないとわからないのですが・・・
 本来、歯というのは、上下28本あって本来の機能を担っています。それを、抜いてというのはおかしいと考えています。では、まず過剰歯があるときを考えて見ましょう。
 過剰歯というのは、本来28の本あるはずの歯が、何らかの理由で余計な歯が増えている状態のことです。この場合は、ほとんど抜くことが多いです。それは何故か? 28本の歯のトータルバランスを崩す可能性が高いからです。基本が28本でできていますので、特に患者さんに、何らかの希望がなければ抜きます。  次に、欠損歯を考えて見ます。いろいろなタイプがあるのですが、以下の2つを考えて見ます。  それは、虫歯や歯周病で、歯がなくなってしまった状態と本来の歯の大きさが小さく、矮小歯となっている場合です。
 歯がなくなっている状態であれば、可能な限り歯を作っていくことが大事です。歯がない本数が多ければ、作るのは大変ですが、矯正用のインプラントなどもありますので、基本的にはできます。その後の歯の治療をどうするかも考慮に入れなくてはいけませんが・・・
 基本は、28本ですので、それが基準として考えた結果です。そして、かみ合わせや虫歯の治療を行うことで、長く持たせるか見合わせや歯並びができます。
 次に、矮小歯があるときには、本来のサイズに戻して、咬みあわせを作っていきます。そうすると、適切な咬みあわせを作ることができるために長く持つ歯並びができます。後は、小さい歯を大きくしたら、その後のことも考慮に入れてかぶせ物を考えます。  矯正をする目的は、歯並びが一番に思われますが、実際には、歯ブラシのしやすさを良くして、将来の虫歯や歯周病を抑制することにあります。  ただし、かぶせ物は永久に持つものではありませんので、定期的には替える事が大事です。また、定期的なチェックも必要です。皆さんは、ただ治して終わりという事が多いと思いますが、それでは、虫歯や歯周病が再発して、とんでもないことになります。私のところでは、そのような治療をされた方は、定期的にチェックを受けていただいたいます。そうすることで、もし何か異常があれば、発見しやすいですし、管理が行き届き、安心して人生を過ごしていただけます。
 矯正単独の先生方では、このように考えることができません。今ある中でどう治すかを考えるのが矯正医です。そして、歯がなければ、それをいかに閉じるのか そのときに、歯が曲がった状態で、つけることが多いのです。このときの歯の状態は、本来、垂直に近い状態で歯は本来の機能を果たすのですが、曲がって並ぶことになります。それは、歯を壊しているようなことなのです。歯というよりは、歯を支える骨を壊しているのです。そして、かみ合わせの高さが低くなり、多くは顎関節症を作っています。ですから、歯を抜くことは、害になることが多いのが現状です。  そして、患者さんの意識も、こんな有名な先生治してもらっているのだからという変な固定概念を持っています。でも、なぜ抜かなければいけないのかが、はっきりと学問的には証明されていないのです。そして、有名な先生は、歯を抜くことから学んでいる方が圧倒的に多いので、そのような方向に行っています。また、矯正医は一生、その方たちとお付き合いするわけではありません。矯正をする一時期だけです。しかし、私たちは、基本的には、一生、その方たちとお付き合いをすることになります。その時に、必要があれば、矯正の再治療もできるのです。
 星川あなん歯科医院では、矯正を含めて全体として考えているので、将来、歯がなくなる可能性を少なくできます。

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